公認会計士 短答式試験当日の振る舞い方心構え
どうもこんにちは、当ブログ管理人のMなりです。
5月に入り、新元号令和になりましたね。
そして同時に多くの会計士受験生が立ち向かうであろう短答式試験まであと数日となってしまいました。
試験当日まで勉強に精を出していた皆さんなら、今まで勉強してきた知識や経験を総動員して本番に臨めば多くの方は合格できるでしょう。
しかし一方で本番に緊張して思ったように力が発揮できない人もいるでしょう。
今回は、そんな短答式試験をもうすぐ受ける人たち、またはこれから受けるであろう人たちに向けて、あなたたちがいつも通りの力を発揮できるような方法を伝授します。
心構えなどと大々的に題してはいますが、要は平常心を乱さないための障害を排除する術くらいに考えといてください。
かなり突っ込んだ話もします。
その前に短答式試験に必要なもの
必須なもの
・受験票
・写真票(ネット出願者のみ)
・筆記用具(マーク用の鉛筆とシャーペン、消しゴム)
・平常心(絶対受かるんだという気持ち!などいう野暮なことは言いません)
・時計
・使い慣れた電卓
あったらよいもの
・耳栓やイヤホン
・昼食、飲み物
・防寒具などの羽織るもの
会計士試験 短答式試験当日
Ⅰ.試験会場の雰囲気にのまれない
まず試験会場について驚くのは、我々受験生を応援するために集まった各予備校に属している教員やチューターの数です。
彼ら教員やチューターと二人三脚で試験勉強に臨んできた受験生にとってはうれしい出来事かもしれませんが、私のような特に誰とも話すこともなくなんとなく勉強してきた人たちにとっては余計な重荷になるでしょう。
そして悲しいことに、試験が終わり1番声をかけてほしい時間帯には彼らはさっさと撤退しており、代わりに自己採点用の紙を配る人たちが乱立しています。
私のように1人で勉強してきた受験生は
スルーを決め込みましょう。
友達と切磋琢磨し合って勉強してきた受験生たちは鼓舞し合い士気を高めるのも良いでしょう。
Ⅱ. 試験開始前はむやみに動かない
試験が始まるまで落ち着かず、何も手がつかないということもあるでしょう。
そんな時こそジッと自分の席にいましょう。
軽く試験会場を歩くというのもリフレッシュする方法かもしれませんが私はおすすめしません。
もし散歩にうつつを抜かし試験開始ギリギリで会場入りしてしまったら平常心を失うでしょうし、散歩してるときに目に入ったり耳に入ったりした周りの賢そうな受験生に腰を抜かしてしまうかもしれません。
試験までの時間は余計なことを考えないように気を落ち着かせる時間に使いましょう。
試験会場にいると、緊張してるのは自分だけではないか?という錯覚に陥るでしょうが緊張しているのはみんな同じです。
その実、試験教室内でそれとなく周りを観察していると不安そうな受験生が多々目に入ります。
緊張するというのは、会計士試験に受かりたいという気持ちがそれほど強いということなので、その気持ちを糧に、今まで学んできたことをぶつけてください。
Ⅲ.自己採点はすべて終わってから
一科目終わるごとに、その出来が気になるのは仕方がないことです。
自己採点をして8割9割取れていたならその後の心持はよくなるでしょうが、仮に予想より取れていなかった場合、その後のパフォーマンスが悪くなるのは火を見るよりも明らかでしょう。
試験が終わるまでは余計な雑念は入れないほうが良いです。
そのため科目が終わったら次の科目に集中しましょう。
補足すると、ツイッターや掲示板などのSNSを見るのもやめておいた方が良いです。
「今年の問題は簡単だった。」などと不安をあおるような書き込みで平常心が損なわれるかもしれないので、極力外部からは情報を入れないようにしましょう。
Ⅳ.わからない問題はさっさと飛ばす
わからない問題と出会うというのが試験中に起こる最大の平常心かき乱しイベントだと思います。
自分のもっている知識や経験が全く通用しないものに出会うことに対する恐怖という感情は人間の本能のようなものでしょう。
そんな時はさっさと飛ばしましょう。
そしてこれを逃げとは思わず、試験委員に対する反抗という形で問題を飛ばしましょう。
「どうしよう。。この問題わからない。。仕方ないから飛ばそう」という消極的な撤退ではなく、「なんだこの問題意味わかんない?誰が解けるんだ?解くのは時間の無駄だな」という積極的撤退です。
消極的な撤退をしてしまうと、試験が終わった後にも不安が残りますが、積極的な撤退をすると、飛ばしたことも忘れ、次の科目に集中をすることができます。
私は苦手な管理会計論でこの戦略を使い、わからない問題は深く考えず適当にマークをしてその他解けそうな問題に時間を割きました。
ここからは実際に会計士試験を受けて感じたことを述べていきます。
私自身の実体験をもとにした会計士試験特有の注意点
まず当日驚いたことが、試験が終わってから次の試験が始まるまでの時間的余裕が意外に少ないということです。2科目目の管理会計論を除けば科目間の休憩時間は1時間と設定されてはいますが、自由に使える時間は正味20分ほどしかありません。
なぜかというと試験終了後、解答用紙を集め終わるまでに30分以上かかるからです。
こんなこと前もって予備校の講師たちは教えてくれませんでした。
正直イライラします。
試験委員もアルバイトや試験会場の教員にすぎないので、段取りが悪いなどの理由もあるかもしれませんが、それにしてももっと迅速に終えることはできないのかと思います。
例えるなら、中高の生徒会選挙みたいな段取りの悪さです。
そして全ての教室からの解答用紙が確認される必要があるため、その作業が終わるまでは原則教室外に出ることはできません。
ただ、トイレ等の急を要する事態の場合は、融通が利く試験委員なら 身体検査後教室の外にでることを許可してくれるので、遠慮をせず申し出ましょう。
私の試験教室を担当してくれた試験委員はかなり融通が利く方で、試験終了後にすぐ『トイレに行きたい人は挙手してください』という旨を通達してくれたので、私はいの一番にまっすぐ挙手をしました。
もちろんトイレの用を済ませた後は、寄り道せず戻らなければいけませんが、ちょっとトイレによるだけでも気は落ち着くので、トイレに行きたいわけではない場合でも挙手することをおすすめします。
次に驚いたのは、試験の休憩時間にまで集まってくる輩の存在です。
こういった人たちは、試験を受けその場で答え合わせをすることが人生のピークなのかというくらいの熱意で、周りのことなんかお構いなしに、試験問題の下馬評を訥々述べます。
日ごろ日の目を浴びることのない彼らができる唯一の自己誇示方法なのかもしれないと考えると、小指の先ほどの同情の念が湧きますが、そんなことで私たち自身の平常心が乱れ、その後の試験に影響が出たら元も子もありません。
そんな時におすすめなのは、イヤホンで音楽を聴くです。
耳栓でも良いのですが、雑音には、あなた自身が好きな音楽で対抗しましょう。
私は試験までの休憩時間は、普段よく聴くアニソンと、B'zとアルフィーを聞いていました。
最後に
試験日までのこりわずかとなりましたが、ここまで来たら心の持ちようの勝負です。
私は試験前最後の模試は、合格基準と言われている7割を下回りましたが、まあうかるでしょうという半分根拠、半分楽観が混じった気持ちで試験に臨み無事合格することができました。
試験日までぜひ平常心を忘れずに行動をしてください。
そして合格発表日には、平常心を忘れ心の底から喜びましょう。
この記事が、受験生のみなさんの本番のパフォーマンスの糧になったら幸いです。
ではまた。